誕生石は、月ごとに生まれた人を守る石として昔から用いられ、
身に着けていると幸せが舞い込むと言い伝えられてきました
いつも傍で見守り続けてくれる宝石。
ファーストジュエリーとして身に着けられる方も多く、ギフトにも人気の高いアイテムです。

1月(January)

ガーネット- GARNET-

貞操・真実・友愛・忠実
ガーネット- GARNET-
ざくろ石という和名から、ざくろの実の色の石として親しまれていますが、ガーネットは色も特性も様々な種類が存在するグループ名です。
ガーネットは友情と忠誠の石といわれています。
最も広く愛用されているのは褐赤色の「アルマンディン・ガーネット」ですが、ルビーに良く似た鮮やかな赤色が特徴の「パイロープ・ガーネット」や、黄緑~緑色で高い分散率による煌きとファイヤが魅力の「デマントイド・ガーネット」は、産出量も少なくとても稀少なガーネットです。
2月(February)

アメシスト-AMETHYST-

誠実・心の平和
アメシスト-AMETHYST-
水晶の中で最も評価を受けているアメシスト。日本では昔から紫が高貴な色とされていたため、多くの人々に愛されています。
アメシストはギリシャ神話に登場する美しい少女の名前です。酒の神バッカスが気まぐれに少女を虎の餌食にしようとしたとき、月の女神が彼女を水晶へと変身させ救ったのです。
自らの非を恥じたバッカスが葡萄酒をその石に注ぐと、たちまち美しい紫色に染まったといわれています。この神話から、アメシストは「酔わない宝石」と言い伝えられています。
また、正気に戻ったバッカスも、酒と豊穣の神として人々を喜ばせたそうです 。
3月(March)

アクアマリン・さんご- AQUAMARINE・CORAL-

沈着・勇敢・聡明
アクアマリン・さんご- AQUAMARINE・CORAL-
その透明で澄んだブルーがまさに海の水を思わせるアクアマリンには、美しい海の精の宝物が海底から浜辺に打ち上げられて宝石になったという神話が伝えられています。

宝石として珍重されるさんごは貴重さんごとして分類され、南の海に浮ぶ白いさんご礁とは全く別種のものです。最も珍重されるのは「血赤」と呼ばれる均一な赤色のさんごですが、ヨーロッパでは「エンジェル・スキン」と呼ばれるピンク色も好まれています。
4月(April)

ダイヤモンド-DIAMOND-

清浄無垢
ダイヤモンド-DIAMOND-
地球上で最も硬い天然石。
高い屈折率と分散(光が分かれて虹色に見える)により、ファイヤが強く出る性質を持ち、硬度が高いので適切に磨かれると最高の輝きを放ちます。また、熱伝導率も非常に高い宝石です。
これらの特性から、「永遠に変わらない輝き」を持ち続ける宝石の代名詞として、古くからブライダルジュエリーにも用いられています。
5月(May)

エメラルド・ひすい-EMERALD・JADE-

幸福・幸運
エメラル・ひすい-EMERALD・JADE-
エメラルドは緑を意味するペルシャ語を語源としています。過酷な条件の元で成長するために結晶のサイズも小さく多数のインクルージョンも含まれていますが、これはエメラルドの宿命なのです。クレオパトラが愛した宝石としても有名です。

ひすいは赤を意味する「翡」、緑を意味する「翠」と書き表すように、緑以外にもラベンダー色や赤色など様々な色が見られます。硬度はあまり高くないですが、靱性が強く割れにくい宝石です。
6月(June)

真珠・ムーンストーン-PEARL・MOON STONE-

愛の予感・純粋な愛
真珠・ムーンストーン-AMETHYST-
“月の雫”が海に落ちて生まれたと言われるほど神秘的で柔らかな輝きを放つ海の宝石、真珠。
あこや真珠・南洋真珠・淡水真珠それぞれの真珠で母貝も違う為、大きさやテリ・色合い等、特徴も異なります。

柔らかい光を放つムーンストーンは、古代、月の光が閉じ込められていると信じられ満月の日に口にくわえて願い事をすると叶うといわれていたそうです。
7月(July)

ルビー-RUBY-

熱情・仁愛・威厳
ルビー-RUBY-
歴史に伝えられるルビーの赤は燃え上がる情熱や深い愛に結びつくと信じられ、不死身の力を授かるお守りにされていました。
「ピジョンブラッド(鳩の血)」と呼ばれる深く透明な濃い赤のルビーが最高級と言われています。
8月(August)

ペリドット- PERIDOT-

夫婦の幸福・和合
ペリドット- PERIDOT-
オイリーな光沢が特徴で「イブニング・エメラルド」の異名を持つように、ほの暗い照明下では驚くほどの輝きを発します。
ペリドットは、宇宙より飛来した隕石中に含まれる唯一の宝石である事から、太陽のパワーを秘め暗闇に光りをもたらす力があると信じられていました。
9月(September)

サファイヤ-SAPPHIRE-

慈愛・誠実・徳望
サファイヤ-SAPPHIRE-
ブルーのサファイヤは誠実や清浄を象徴すると言われ中世ヨーロッパでは聖職者の印としてローマ法王も身に着けていたそうです。
サファイヤはカラーバリエーションの多い宝石です。色とりどりのサファイヤから貴方好みのサファイヤをお探しください。
10月(October)

オパール・トルマリン-OPAL・TOURMALINE-

心中の歓喜・安楽・忍耐
オパール・トルマリン-OPAL・TOURMALINE-
独特の遊色効果(プレイ・オブ・カラー)が魅力のオパールは、希望と幸福の石とも言われています。
オパールは「オーストラリア・オパール」と「メキシコ・オパール」の、2つに大きく分かれ、中でもブラックオパール(オーストラリア・オパール)は希少価値が高いです。また、遊色効果を示さない「コモン・オパール」もあります。

トルマリンは強く擦ったりすると帯電して埃を吸い寄せることから和名では「電気石」と呼ばれています。豊富なカラーバラエティを持つ宝石です。
11月(November)

トパーズ・シトリン-TOPAZ・CITRINE-

友情・友愛・希望・潔白
トパーズ・シトリン-TOPAZ・CITRINE-
トパーズはブラジルにおいて、現地の「水滴」を意味する言葉で呼ばれるように、その透明度と高い輝きが魅力です。ブルートパーズは身近な宝石として人気ですが、インペリアルトパーズと呼ばれるシェリー酒色のトパーズは大変稀少で、ジュエラーからの注目が高い宝石です。

シトリン(黄水晶)の黄色はエネルギーを与える輝く太陽の色。陽気で快活、生命力に満ち、勇気と自信と与えてくれる色です。
12月(December)

トルコ石・ラピスラズリ・タンザナイト -TURQUOISE・LAPIS LAZULI・TANZANITE-

成功
トルコ石・ラピスラズリ・タンザナイト -TURQUOISE・LAPIS LAZULI・TANZANITE-
「ロビン(=アメリカンロビン)の卵色」と称される美しいスカイブルーのトルコ石は、旅人の安全を守る護身用、成功をもたらす守り神として身に着けていると危険を察知し、身代わりになってくれるとも言い伝えられています。

ラピスラズリは日本では「瑠璃」と呼ばれ、古くから親しまれています。また、仏教の世界では七宝の一つとされ大変重宝されています。
タンザニアの夕暮れ時の空を思わせるような、美しく、神秘的なブルーの宝石「タンザナイト」 タンザナイトの名前は、ティファニー社によってつけられたコマーシャルネームで、正式名称をブルーゾイサイトと言います。