さんごは鉱物ではない有機質起源の宝石で、珊瑚虫(さんごちゅう)と呼ばれる動物です。珊瑚虫は、海底の岩上に群体をなし、石灰質を分泌しながら樹枝を形成します。珊瑚虫が死ぬと樹枝だけが残り、これが宝石のさんごとして使われるようです。宝石として珍重されるさんごは貴重さんごとして分類され、南の海に浮かぶ白いさんご礁とは全く別種のものです。